The Last Record Album
- アーティスト
- Little Feat
- 制作年
- 1975年
- 収録曲
- 1.Romance Dance
- 2.All That You Dream
- 3.Long Distance Love
- 4.Day or Night
- 5.One Love Stand
- 6.Down Below the Borderline
- 7.Somebody's Leavin'
- 8.Mercenary Territory
- 9.Bonus Announcement
- 10.Don't Bogart That Joint [*]
- 11.Apolitical Blues
The Last Record Albumの関連動画と歌詞
■動画
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The Last Record Albumのレビュー(Amazonより)
- 最高傑作・・・かな。ジャケは最高!
- ★★★★★
- 結論から言ってローウェル・ジョージ在籍時の作品は、どれも好きです。
その中でも、このアルバムが、個人的にわずかにリードしているのは、音の密度、特にリズムセクションの、たたみかけるような緻密度ですかね。
意図的にやっているのかわかりませんが、このアルバムでは、リッチー・ヘイワードのしまったドラムと、ペインのシンセのモダーンなアプローチが他のアルバムとは違うと見た。その分、フィートの武器の一つである、ジョージ臭い渋い、ややけだるいムードはあまりないです。
ジョージ・ファンの皆さんには悪いけど、メンバーが、そろそろおかしくなってきていた、ジョージ=フィートからの脱却を図ろうとしていたのかも。もともとフィートというバンドは、基本的にソロとバックという構図で簡単に説明できるバンドではないと思います。
この作品では、かつてのフィートと新たなフィートのせめぎあいのようなものを感じることが出来ます。そこのところがこの作品の面白さであり、聴きどころであるように思うのですが。
いずれにせよ、このような、素晴らしく魅力的な作品を残してくれた、リトルフィートのメンバーやスタッフの皆さんには感謝以上の言葉はないです。フィート以外には決してなしえないサウンドです。ジャケ・デザインはフィートの作品中最高でしょう。
かつて渋谷陽一氏がフィートのことを確か「深読みするときりがない」サウンドとおっしゃっていましたが、このアルバムにもそれはあてはまると思います。
- バラエティに富んだ一枚
- ★★★★★
- リトルフィートを語るに。
完成度はピカ一でありましょう。
バンドサウンドとしては完成の域に達していると思われます。
リトルフィートの聞き込みが浅い小生ではありますが。
小生生誕4年前。33年も前のアルバムなのです。
ハイライトはマーシナリーテリトリーとロングディスタンスラブ
刹那過ぎて溜まりません。
デイオアナイトも面白い曲です。
さまざまな所で指摘がありますが曲の志向が大きく2つに別れ
ローウェルジョウジ在籍時の臨界点を示す意味で最後のアルバムとは
いいすぎでしょうか。
- デキシーチキンに負けない完成度
- ★★★★★
- ローウエル・ジョージ=リトルフィートという訳ではない。メンバー一人一人が才能溢れる優秀なミュージシャンである。ローウエルがギタリスト、ヴォーカリスト、ソングライターとしては6分の1強の役割を果たし、コントロールルームから裏方として全体をプロデュースしたのが本アルバムである。ソングライティング、ヴォーカル部門で目覚ましい活躍をするのがキーボードのビル・ペインとギターのポール・バレールだ。彼らのちょっとイカレタ歌詞とイナセなボーカルは聴けば聴くほどに味わい深くなる。ジェフ・マルダーとエイモス・ギャレットのコンビにも匹敵する程にシャレが効いている。演奏部門では、キーボードのビル・ペインが、ピアノ、オルガン、ムーグシンセイザーを操りアグレッシブなプレイでバンドを引っ張る。ヘイワード、グラッドニー、クレイトンのリズムセクションはより安定感を増したファンキーなビートでサウンドを彩る。フロントのペイン、バレール、ジョージを盛り上げる熱い一体感にグループとしての成熟を感じさせる。名盤デキシーチキンに勝とも劣らない完成度を誇る作品だ。それにしても本作とデキシーの曲の流れはよく似ている。Rmance Dance VS Dexie Chicken, All That You Dream VS Two Trains, Long Distance Love VS Roll Em Easy, Day Or Night VS On Your Way Down・・・如何でしょうか?聴き比べると面白いかも。プロデューサーのローウエル・ジョージの好みなのでしょうか。最後に入っているライブアルバムのWaiting For Columbusから持ってきたボーナスの2曲はやっぱり邪魔に感じてしまう。
- 若干マイルドになりつつも、まだまだ粘度の高いアルバム
- ★★★★
- 76年発表の5作目。3作目 (ディキシー・チキン) あたりと比べるとかなりマイルドになった印象があるものの、それでも従来のアクの強さは失っていません。リンダ・ロンシュタットが取り上げた2.は、かなりポップで中間部はジャズそのもの。全体的に落ち着いた雰囲気が漂っているのは、余裕の現れなのか?それとも度重なるアクシデントの結果によるものなのかは分かりませんが、この雰囲気も悪くないです。4.でシンセサイザー?と思われる音も聞こえてくるのですが、このチープな音が骨太の演奏の中に入ると不思議と違和感がないのですから不思議です。一般にローウェル・ジョージがやや後退し、ビル・ペインやポール・バレールが前に出て来たアルバムという評価のアルバムだけど、そうですかね?バランスはそんなに変わっていない気はしますね。
- 徐々にローウェルの存在感が...
- ★★★★
- フィート初のリマスターで登場した本作、ネオン・パークのジャケでも最も個人的に好きなハリウッドを強烈にデフォルメしたイメージと、その内容の相乗効果により、他のアルバムにはない溜息が出るほどの独特の雰囲気を持った作品。
もともとの音質、音色でいうと、フィートの作品中最もクリアで整理されていて、リマスターで更にキレが良くなった印象。もしかすると、イーグルスあたりがビル・シムジクとクライテリア・スタジオで作り上げた強烈に分離の良いサウンドのイメージの源泉は、本作にあるのでは、と思わせる。
内容的には、もちろん豊潤で奥が深く、悪いはずが無い。ただ、ローウェルのファンとすると、本作以降にその存在感がドンドン薄くなることもあり、星的には1つ減とした。
ローウェルが提供したのはたった3曲。Trk3はシンプルで余韻あるスライドギターと切々たる歌声が感傷的なバラード。Trk6はセカンドラインを使った横揺れする彼お得意の曲。ただ、やや新鮮味に欠ける。エンディングを飾るTrk8は本作の全体イメージにローウェルの方から寄り添ったともいえる軽快でシャープなノリが聴きやすい1曲。
しかし、本作の特徴は、ビル・ペインとポール・バレールの著しい台頭にこそある。ジャズやプログレの影響をあらわにしたその作風は次作で、ローウェルに「ウェザー・リポート・コンプレックスじゃないか」とライヴでは演奏を拒否までされた「Day at the Dog Races」をうみだすことになる。
そうはいっても、個人的にはポールのポップなメロディをローウェルが表情豊かに歌い上げる大好きなTrk2(ローウェルの追悼コンサートでリンダ・ロンシュタトが熱唱)、ポップで聴きやすいTrk5など十分魅力的な新機軸もあり、同じ「多彩な音楽性の融合」を目指すにしても、それまでの「ガンボ」(ごった煮)という語から「フュージョン」という洗練された方向性を志向していくフィートの過渡期の姿を生々しく捉えた作品と言えると思う。
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