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1曲目Reach Out And Touch (Somebody's Hand)は当初シングル予定曲ではなかった。が、ダイアナと当時モータウンレコード社長のベリー・ゴーディが最初の曲を気に入らず、アシュフォード&シンプソン(以降A&S)に書き直させて、完成したと言われている。続くNow That There's Youはミュージカルのようなタッチでゆっくりした導入から最後にはアップテンポへと盛り上げる佳曲。3曲目You're All I Need To Get ByはA&Sコンビのヒット曲で、マーヴィン・ゲイとタミー・テレルの代表曲。いろいろな人がカバーしている。4曲目These Things Will Keep Me Loving Youを聴くと、この時代のポップスだなぁとつくづく思う。R&Bにしては洗練されている。さて、5曲目Ain't No Mountain High Enoughはこのアルバムのハイライト。先述のマーヴィン&タミーのコンビのヒット曲を大胆に作り変え、オリジナルとは全く違ったテイストに仕上げた。これ以降ダイアナの<台詞入りの歌>が立て続けにリリースされる。
B面に移って6曲目Something On My Mindもすがすがしいポップス。7曲目I Wouldn't Change The Man He Is、この曲が本アルバム中で一番R&Bしている歌だと筆者は感じた。8曲目Keep An Eyeは、シュープリームスにいる頃にすでに録音済みなのだが、まさか使い回しではないと思うけど…ちなみにアルバムLove childに収録されていた。続くWhere There Was DarknessとCan't It Wait Until Tomorrow(甘えた感じがダイアナっぽい)Dark Side Of The Worldはお得意のソフィスティケイテッド・ポップス。
最近発売されているCDにはボーナストラックが入っていて、未発売のテイク違いや他の曲も収められている。注目はTime And LoveとStoney Endの2曲だ。前者は、シングル候補となりながら没になった曲だが、そんなに悪くない…が、やはり初シングルとしてはインパクトに欠けるかなぁ。皆が口ずさめるメロディーではないかも。後者はバーブラ・ストライザンドが歌ってヒットした曲。ダイアナのミュージカル指向がここでも伺える。(不思議なことに、バーブラもアルバムStoney Endでダイアナが手放したTime And Loveを歌っているのだ)
彼女のキャリアの入門編としては押さえたい一枚。
正直にいうと、ぼくはダイアナ・ロス自身にはそれほど思い入れがないのですが、このAshford & Simpsonコンビの書いた曲を歌う彼女だけは、特別です。
マーヴィン・ゲイ&タミ・テレルが歌ったお馴染みの「Ain't No Mountain High Enough」「You're All I Need To Get By」をはじめ、どの曲もいい。
「Ain't ~」はゲイ&テレルヴァージョンの方が断然いいという人もいるようですが、どうでしょうか...。
互いにまったく別の曲といってもいいくらいに雰囲気が違うので、単純に比較はできません。たぶんこの時代のAshford & Simpsonが好きな人なら、どちらのヴァージョンも同じくらい好きになるはずです。
6曲目の「Something On My Mind」は、しっとりとした雰囲気の佳作。密かなお気に入りです。
これ1曲で、アルバム全体の印象をマイルドに仕上げているような気がします。
ほか、ボーナストラックの16,17曲目はご存知のとおりローラ・ニーロのカヴァー。
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ちょくちょく遊びに来てください。