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Smile
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Smileのレビュー(Amazonより)
- 悲しみを浚う波は希望に乗る為の波へ
- ★★★★★
- たった今このアルバムを聴き終えた。何という事だ。
最初に断っておくと、私はビーチボーイズとブライアンウィルソンのかなり新しいファンだ。3ヶ月前、ずっと前借りた後ほったらかしにしてあった「ペット・サウンズ」に正に3ヶ月毎日聞き続ける程の衝撃を受け、今に至っている。
「サーフズ・アップ」がまさかこうなるとは思っていなかった。表面的にはほぼアレンジは変わっていない。
しかしあの1971年の名盤で、まるで津波の様に美しい静かな達観と悲しみでそれまでの全ての曲を浚っていった最終曲が、新たな愛と再起の曲へと奇跡的な変貌を遂げている。虚無感の象徴の様に感じられた歌詞の一つ一つのワードも、決してそうでは無いと気付かされる。
この変化に、このアルバムの全て/ブライアンの37年間が象徴されている様に思う。
正直に言って、これを作った人間の事なんかは考えなくても「純粋な音楽の評価」はこのアルバムに高い点数を与えるだろう。
しかし私はそんな評価はしたくない。なんていったって奇跡的な経緯を経て完成した作品なんだから。
ここにあるのは評価や点数を置き去りにした、それ以上の感動を与えるアルバムだ。
以上が若造のレビューでした。
- 新smile?
- ★★★★
- 作品自体は皆様の言うとおり品格漂う素晴らしい曲群だと思います。でも、あの頃に作られていたら今のsmileと全く違っていただろうな〜て思います。アレンジも少し大人しい感じがして、それほど聞き込む気にはなりませんでした…。
- 伝説を知らずに音だけなら。
- ★★★★
- 星3つや4つをつけたりしたら、ブライアンファンからぶっ飛ばされるかも知れませんが、SMILEというアルバムの存在を知らずに、60年代に生まれてもいない、80年代後半生まれの自分が聞くと、ブライアンの思い入れが強すぎな気がします。残念なのが聞いていて肩が凝ります。 ラッキー・オールド・サンの方へ自分は良く手が伸びてしまいます。
- 真実は永遠に霧の中
- ★★★★
- スマイルというアルバムは傑作「ペットサウンズ」の評価が高まるにつれ半ば伝説化されていった。
天才・ブライアンウィルソンが精神を病んで完成させることが出来なかったというだけでなく、およそ完成するとは思えないほどの凝りに凝ったコンセプト、次第に明らかになっていく収録曲。
そして何よりあまりに複雑で神秘的な楽曲群。それだけで「時代を先取りしすぎたせいで完成し得なかった悲劇のアルバム」というスマイル伝説を形成するのに十分だった。
個人的に言うと00年代になってスマイルが完成することに若干の不安があった。
内容、ブライアンの声、もちろんそれらも多分にあったが、もっとも大きいのは「スマイル伝説」の終焉に対する危惧だった。
多くの音楽好きが研究してきた、終えることの無かったはずの伝説が遂に完結する。もはやスマイルとはただの音楽の集合体ではなくなっていた。
しかしふたを開けてみればこれはどういうことか、スマイルは三楽章に分かれている。スマイルの最も大きな目玉はthe elementsとthe americanaに分かれた二楽章だったはずだ。
それにラストを飾ると思われたsurf's upは中盤に、実際のラストはgood vibrationsになっている。
これはブライアンの価値観の変化が大きいと思われている。考えてみればすでにコンセプトアルバムというのは当然のものとなっており、後発のアーティストに影響を受けていてもおかしくは無い。
確かにスマイルは完成した。でも謎はまだ多く残っている。66年当時に完成させたとしたら、どうなっていただろうか。前二つの例に加えてもっと言えば、商業的な理由で一曲目はour prayerでは無かったかも知れない。結局、スマイルは完成しても伝説のほうは完結しなかった。
演奏にしても当時の音源と比べると、緊張感、不気味さは全く感じられなくなっているし、声もかなり変わった。現代風の音作りと併せて、楽曲とのギャップが目立つ。ごろついた違和感はあるが、この40年間を総括するような、60年代の雰囲気と最近の雰囲気が混ざった不思議な空気が出来た。
同じように00年代はポップミュージックの歴史を総括するように多くのリバイバルムーブメントが起きた。個人的にこのアルバムの完成は意図せずにその象徴とも言える存在になったように思う。
そして10年代はどんな音楽が現れるだろうか。新時代に期待したい。
- 「ペット・サウンズ」は4、「スマイル」は10
- ★★★★★
- ほとんど完璧です。メロディ・歌詞・アレンジ・全体の構成すべてが美しく、親しみやすく、なおかつ奥深い。ブライアン・ウィルソンの声の衰えもあまり気にならないです。僕はビートルズのファンでもあるのだけど「サージェント・ペパーズ」なんか足元にも及ばないと思います。ロックの歴史上1,2を争うアルバムだと言っても大げさではない思います。
オリジナルの「スマイル」の音源と比較すると(あるいは当時のさまざまなサイケデリック・ロックの音楽と比較すると)、病的な緊張感がないというのが大きな特徴だと思いますが、僕はこの新しいバージョンの方がずっと好きです。「スマイル」はそもそもそういったものを和らげる目的で作られたものだからです。オリジナルのスマイルが「ニヤニヤ」笑っているという感じなのに対して、この新しいスマイルは「にこにこ」笑っているというような印象を受けます。
個々の楽曲を見ていくと、「ワンダフル」〜「サーフズ・アップ」の「子どもは人の父」をテーマにした第2楽章がなんといっても圧巻です。何度聴いても新鮮な感動を覚えます。
ちなみに、ブライアン自身はインタビューで「ペット・サウンズ」は10段階評価で「4」、この「スマイル」は「10」と評しています。
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